古民家リノベーション

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近年、古民家を改修や最新設備に改装するなどして再生・活用する、古民家リノベーションに注目が集まっています。
日本の伝統工法と風土に適した自然素材で造られた古民家は、落ち着きと懐かしさを感じる佇まいや、化学物質を含まない安全性などから、若者を含め、魅力を感じる人が多くなっています。
また、空き家対策として、行政も積極的に、古民家リノベーションを推進しています。
所有者の方にとっても、利用者がいない古い空き家をリノベーションすることで、賃貸や売買ができれば、空き家の有効活用や固定資産税対策など、さまざまなメリットがあります。

古民家リノベーションのメリット

01

思い出のある家屋を保存再生

所有者の方にとって、思い出や愛着のある古民家を取り壊すことは、費用面だけではなく、気持ちの面でも決断しかねるものです。
古民家をリノベーションにより再生し、その建物に魅力を感じる借主・買主の方に利用してもらうことは、所有者の方にとっても喜ばしいことです。

思い出のある家屋を保存再生

02

固定資産税の維持・軽減

固定資産税は、建物の築年数により変わるので、古民家を取り壊して、新築するよりも、課税額は少なくなります。
また、建物がなくなると、軽減措置が外され、固定資産税は高くなります。増築や移築をせず、その建物を修繕することが節税面では有効です(一部例外あり)。
また、2015年の税制改正により、危険度の高い特定空き家に認定されると、固定資産税が3~4倍になります。
所有する古民家が空き家で放置されている場合は、早めに再生・活用への対策が必要です。

固定資産税の維持・軽減

03

伝統建築の継承・資源保護

古民家には、日本に古くから伝わる伝統的建築構法で建てられたものが多くあります。金物を使わず、木の特性を生かした軸組構法、高温多湿な気候風土に適した天然の建材など、古民家の再生利用により、日本の優れた伝統建築を次世代に継承することができます。
また、梁や柱に使われるヒノキやケヤキなど、数百年高い強度を保つ古材とその味わいをリノベーションによって活かすことができるのです。

伝統建築の継承・資源保護

04

資産の有効活用

木造住宅は、築10年で市場価値は半減し、築25年でほぼゼロになるといわれます。賃貸でも、新築や築浅物件に魅力を感じる人が多いのが現状です。
所有する古民家が空き家であれば、そのまま放置しておけば、買い手も借り手もつかない状況に陥ります。
リノベーションによって古民家の良さや味わいを活かした再生をはかることで、その市場価値を高め、大切な資産の有効活用につながります。

資産の有効活用

05

地域活性化に貢献

自然に囲まれた地方で、温もりある古民家に暮らしたい、子育てしたいという若い人が増えています。
都会暮らしでは味わえない、ゆとりある暮らしや開放感に憧れがあるようです。
地域の特性を活かした古民家に新たな居住者や移住者が暮らすことになれば、若い世代や子どもが増え、地域の活性化にも貢献できます。

地域活性化に貢献

古民家リノベーションの注意点

古民家リノベーションには多くのメリットがありますが、いくつかの注意点もあります。
古材の洗浄や再組立て、廃材の処分など、コストが通常のリノベーションより高くなります。
また、耐震性・断熱性などが弱く、再生活用のためには、補強が必要になります。
古民家リノベーションを考える場合は、古民家鑑定師(築50年以上)や専門の業者へのご相談をおすすめします。